任意保険は必要か?入るか入らないか迷っている人へ

任意保険、ぶっちゃけ入りたくない方も多いだろう。高いし。

入りたくない理由ランキングは、データを見るまでもなく「保険料を払いたくないから」

だろう。間違いなく。

分かりる、その気持ち。特に家庭がある方なら家計に与えるインパクトも大きい。

前提として、著者は20歳の時に時速80kmオーバーで跳ね飛ばされたことがある。

足が枝のようにひん曲がってしまって(ほぼ取れてしまった状態)そのまま3ヶ月入院した経験があるのだ。本当に親不孝者だ。

その時の経験も含めて、任意保険、実際どうするべきかについてじっくり語っている。

著者の交通事故体験

まず結論から言うと「要らない!必要ない!入りたくない!」と決めてる人でも入ったほうがいいと言わざるを得ない。

実際に大事故を起こした(起こされた側)経験から強くお伝えしたい、そんな体験が著者にはあるのだ。

当時まだ大学生で地元の居酒屋でアルバイトとして働いていた。居酒屋なので当然閉店は遅い。閉店まで働いていたので終わるのは深夜12時。

親父から譲り受けた11年落ちのボロボロカローラ(しかもフェンダミラー)で大学帰りに通っていた。道路を挟んで向かいの専用駐車場に停めていた。

地元は岐阜県。当時はまだ路面電車が走っていた。

岐阜の路面電車の写真

これだ。懐かしい。
出典:wikipedia

もちろん近くには横断歩道があるのでちゃんと信号を守って渡れば何ら問題はない。が、「面倒くさい」というしょうもない理由で国道(256号線)を横断歩道&信号なしの状態で横切っていた。

事故当日。その日も反対車線から来る車をやり過ごすために、この路面電車の線路の上(国道のど真ん中)に立ちながら待っていた。

まあこの時点でアウトだ。若気の至りの極みだ。二十歳。謎の無敵感があった。

突然の閃光とともに30m引きずられた

なかなか車が途切れないな~と思ってずっと待ってたその時、、、

突然目の前がビカビガビカー!と光り、見たこともない光景が目の前に広がった。

言葉ではなんとも言い表せないが、とにかく見えている世界は暗闇の中で雷が目の前で鳴りまくっているとでも言おうか。

目の前で稲妻が落ちているイメージ

表現するとまさにこんな感じでした。

凄まじいほどの光、まさに「閃光」が続いたあと、気がついたら道路に横たわっている自分を認識した。

目玉以外は全身が1mmも動かない

「あれ、オレ跳ねられたねこれ。」

うつ伏せの状態で手足は全く動かず、頭上で「大丈夫か!」と声を掛けられ、人だかりができる中、目だけは動いた。確か居酒屋の店長がいたのも覚えている。

顔に伝わる生暖かい感触。なんだこれは。なんで体が動かないのだ。

自らの大量の血に囲まれながら懸命に体を動かそうとしていた。そしてすぐに分かった。

「なるほど、おれ、このまま死ぬんだね。」

不思議と恐怖はなく、それを素直に受け入れている自分がいた。なぜか痛みもない。むしろすべての感覚がなくなり意識だけははっきりする中、ただただ地面を舐め、微動だにすることができなかった。

手術中に祈る父親と母親

どれくらいの時間が流れただろうか。そのまま意識を失い、気がついたときには手術が終わった状態だった。事故から約17時間かかったあとだと後ほど聞かされた。

手術中、父と母はひざまずいて17時間涙を流して祈り続けていたそうだ。

今書いててもその時の両親の気持ちが伝わってきて涙が出る。本当に親不孝者だ。申し訳ない意外の言葉が未だに見つからない。

結局受け取ったお金は1000万円、そのかわり後遺症が残った

入院中

ここまで書くと、このことを知っている、特に地元の知り合い、友達たちにはもう既に著者が誰なのかすっかり分かってしまうほど詳しく、それでいて手短に綴っている。

ただあまり長くなっても本題とズレるため、そろそろ事故の経験談は終わりにしたい。

結局身体障害者認定第1級を受けるほどの大事故で、数カ月後には相手側の保険会社を通じて1000万円近くのお金が振り込まれてた。

自分を引いた男性、まだ18歳なのに前科が10数件あったようで、そのまま何かの罪で少年院に入ったと風のうわさで聞いた。入院中一度だけ謝りに来た。

25年以上経過した今も顔が鮮明に思い浮かぶ。

この子、バリバリのヤンキーだったようだが、察するに多分親さんが事前に入れさせいたのだろう、任意保険に。

保険に入ってなかったら全額親の負担で家庭崩壊していた可能性すらあっただろう。そんな大金、なかなか払えない。

幸か不幸か著者自身は事故を受けた側、大学生には有り余る十分かつ不相応なお金を手に入れることができた。が、体に不自由は残ることになった。

今も雨が降った日などはちょっとだけ痛むときがある(日常生活にはほぼ支障はない)。

もし仮に、自分が事故を起こした側だったら…

前科モノとして一生背負って生きていかなければならない。個人的にはそっちのほうがお断りしたい状態かもしれない。

前科が嫌というよりも、人様に身体的精神的大ダメージを与えたという事実。

もし自分が加害者側だったとしたら、当時大学生の自分にはあまりにも大きすぎる、耐えられない事態だったように思う。

※ちなみに余談ですが、轢かれたときの車は同世代の車好きには懐かしいブラックのサバンナRX7、ローダウンやんちゃ仕様。

サバンナRX7の写真

交通事故で死亡した人の件数と割合

まずは交通事故の中でも一番最悪な「死亡事故」がどれくらい起きているのかを一覧にしたのが下記。

死亡事故人数
人数前年対比
H29(2017年)3,694人ー210人(ー5.4%)
H28(2016年)3,904人ー213人(ー5.2%)
H27(2015年)4,117人+4人(+0.1%)

出典:交通事故発生状況

年間約3~4,000人が交通事故で亡くなっている。

また、どんな状況下(歩行中、自動車乗車中、バイク乗車中、自転車乗用中)で死亡したのか?そのグラフが下記。

状態別死亡数の推移

交通事故の状態別死亡者数の分類と推移グラフ
出典:警察庁

歩行者が最も多い。

そして交通事故死亡者の推移と月別発生グラフが下記。

交通事故死亡者の推移

交通事故死亡者数の推移グラフ

月別交通事故死亡者の推移

月別交通事故死亡者の推移グラフ

11月、12月に件数が多くなってるのは察するにほぼ間違いなく飲酒運転だろう。忘年会シーズンだ。そのまま飲酒運転しちゃう人も多いということか。

なお、三井住友海上の発表データによると、交通事故が一番多い発生状況は交差点が54%、単路で42%、その中でも約87%が車両同士の激突となっているとのこと。

事故は車対車での出会い頭事故が一番多い結果だ。

自賠責保険だけじゃダメなのか?

任意保険は文字通り「任意」なので、ドライバーの自由意志で加入の是非が決められる。

けれども自賠責保険は別名強制保険と呼ばれているのは周知の事実。これは運転する全ての人が強制的に加入しなければならない。

自賠責入ってるからまあ大丈夫っしょ、と考えている人、もしかしたらいるかもしれません。

自賠責保険の補償範囲を見てみよう。

自賠責保険の最大補償範囲
補償内容支払い限度額
死亡による損害3000万円
後遺症による損害4000万円
障害による損害120万円

死亡事故で3000万円、後遺症が残れば4000万円が支払われる(限度額だ)。

そして、死亡事故に対する慰謝料の相場は下記。

死亡事故慰謝料相場(任意保険基準)
被害者の立場慰謝料
一家の大黒柱1500~2000万円
母親、配偶者1200~1500万円
その他1300~1600万円

補償限度額よりも慰謝料のほうが安い。

ここで「おや?意外と安いな?自賠責でいけるんちゃう?」と思ったアナタ。

もちろん行ける場合もあるだろう。

ただしこれはあくまでも慰謝料のみ。他にも払うべき費用はたくさん存在するのだ。

  1. 死亡損失利益
  2. 葬儀費用
  3. 弁護士費用

さらに、これまでの死亡事故で過去最高額事例では5億2583万円という判決も出ている(大阪地判H18.6.21)。

そして近年では死亡事故の賠償金相場も高額化してきているようだ。

死亡事故に対する世間の反応や口コミ

こんな事件もあった模様。

被害男性は3日後に息を引き取った。その後、行政処分で刈谷さん個人に80万円の罰金命令。さらに会社と被害者側で慰謝料交渉が行われたが、提示されたのは1億2000万円もの金額だった。

運転中のスマホで死亡事故を…1億2000万円の賠償金を背負うことになった男の人生
https://nikkan-spa.jp/1236688

最近でいうと、ポケモンGOか登場してから運転中にスマホプレイしていてそのまま事故を起こしたニュースを耳にしたことがある方もいるだろう。

スマホ見ながら運転はもちろん違法&罰則に当たるが、年々増加の一途を辿っていて既に社会問題となってきている。

携帯電話の「ながら運転」交通事故発生データ

原付以上運転者の携帯電話使用等に係る交通事故の発生状況グラフ
出典:警察庁

交通事故、死亡事故を起こす(巻き込まれる)確率は?

2017年度の交通事故件数は47万2165件。

これを単純に人口で割れば確率が出る。2017年度の日本人人口は1億2649万人なので、

472,165(件)÷1億2649万=0.00373282472

つまり0.37%/年です。

ただこれは1年。我々は80年とか生きる。男性が約80歳、女性が87歳の平均寿命なので、簡単に85歳で計算してみると、

0.37%×85年=31.45%

生きているうちに大体3割の人は交通事故に遭遇するってことだ。

遭遇ってことは、事故を起こした側なのか起こされた側なのか、、、

起こされた側で軽症だったら、そして一生のうちに1回だけだったらまだ良いが。

単純な計算だが、それでも結構な割合ではないだろうか。

任意保険に加入している人の割合は?

では実際どれくらいの人が任意保険に加入しているのか?こちらも気になるところ。

データがちゃんとある。

任意保険加入率
対人賠償対物賠償搭乗者障害人身傷害保険車両保険
74.3%74.4%27.9%66.7%43.8%

※2017年度の保有車両数81,260,206台

車両保険は完全に個人の問題と言っても良いので置いとくとして、対人対物補償でみてもそれでも約3割の人が未だ加入していない状況。

もし自分が事故を起こした場合はもちろん事故を受けた場合だったと考えたら、、、任意保険に入ってない人から事故を起こされたら最悪な状況になる可能性がある。

支払能力なしなのに保険すら入っていない人に当てられる。ただのヤラレ損でどこにその憤りをぶつけたら良いのかすらわからない。

たまたまその人が相当なお金持ちだったら良いが、そんな確率はあまり高くない。

ちなみに、下記では都道府県別の加入者数も閲覧可能。
損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」

「任意保険いらないし」な人でも最近は納得できる保険料に

話を主題に戻そう。自動車保険に加入していない一番の理由は金銭面が大きい。

けれどもここまで示してきたデータのように、万が一事故を起こしたら、守ってくれるものは保険しかない。

人生のうちで起こす確率は結構大きいこともおわかりいただけただろう。

自動車に乗っている人は必ず任意保険に加入しておくことをやはりおすすめしなければならない。

著者はこれ以外にも軽い正面衝突をされたことがあって、未だに首が軽い鞭打ち状態。(他にも事故以外で腕も折っていて結構体ボロボロだ)。

最悪車両保険には加入しないとして、それなら予想以上に安く入れるのだ。ダイレクト型(ネット型)保険の登場で保険料はかなりお手頃になってきている。

著者はもちろん車両保険込みで加入しているが、車両保険付きで6等級5万円台。意外と安くはないだろうか。

車両保険なしだったら年間3万円以下で入れるところも全然ある。等級が上がっていけば年間1万円台になる。

車に乗る以上、それくらいのお金は必要経費と考えるべき。この機会に検討してみてはいかがだろう。

より安く入るためには一括見積もりを使うことで自分にあった保険会社が見つかる可能性が高い。

どのサイトを使えばいいのか?について実体験に基づいた内容で解説しているのでチェックしてみてほしい。

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