任意保険は必要か?入るか入らないか迷っている人へ

更新日:2018年06月07日
任意保険、ぶっちゃけ入りたくないですよね。高いし。

入りたくない理由ランキングは、データを見るまでもなく「高いであろう保険料を払いたくないから」

でしょうね。

物凄い分かります、その気持ち。特に家庭がある方なら家計に与えるインパクトも大きいですしね。

ただですね、著者は20歳の時に時速80kmオーバーで跳ね飛ばされたことがあるんですよ。

足が枝のようにひん曲がってしまって(ほぼ取れてしまった状態)そのまま3ヶ月入院した経験があるんです。本当に親不孝者。

その時の経験も含めて、任意保険、実際どうするべきかについてじっくり語っています。



    著者の交通事故体験

    まず結論から言うと「要らない!必要ない!入りたくない!」と決めてる人でも絶対に入ってください。

    実際に大事故を起こした(起こされた側)経験から強くお伝えしたい、そんな体験が著者にはあります。

    当時まだ大学生で地元の居酒屋でアルバイトとして働いていたんですが、居酒屋なので当然閉店は遅い。閉店まで働いていたので終わるのは深夜12時。

    で、親父から譲り受けた11年落ちのボロボロカローラ(しかもフェンダミラー)で大学帰りに通っていたんですが、道路を挟んで向かいの専用駐車場に停めていたんです。

    地元は岐阜県なんですが、当時はまだ路面電車が走っていたんですね。

    岐阜の路面電車の写真

    これこれ。いやぁ懐かしい。(出典:wikipedia


    もちろん近くには横断歩道があるのでちゃんと信号を守って渡ればいいんですが、「面倒くさい」というどうしようもない理由で国道(256号線)を横断歩道&信号なしの状態で横切っていたんです。

    事故当日。その日も反対車線から来る車をやり過ごすために、この路面電車の線路の上(国道のど真ん中)に立ちながら待っていたんですよね。

    まあこの時点でアウトでした。若気の至りです。


    突然の閃光とともに30m引きずられた

    なかなか車が途切れないな〜と思ってずっと待ってたその時、、、

    突然目の前がビカビガビカー!と光り、見たこともない光景が目の前に広がって。

    言葉では言い表せないのですが、とにかく見えている世界は暗闇の中で雷が目の前で鳴りまくっているとでも言いましょうか。

    目の前で稲妻が落ちているイメージ

    表現するとまさにこんな感じでした。


    凄まじいほどの光、まさに「閃光」が続いたあと、気がついたら道路に横たわっている自分を認識しました。

    目玉以外は全身が1mmも動かない

    「あれ、オレ跳ねられたねこれ。」

    うつ伏せの状態で手足は全く動かず、頭上で「大丈夫か!」と声を掛けられ人だかりができる中、目だけは動きました。確か居酒屋の店長がいたのも覚えています。

    顔に伝わる生暖かい感触。自らの大量の出血でした。

    「なるほど、おれ、このまま死ぬんだね。」

    不思議と恐怖はなく、それを素直に受け入れている自分がいました。なぜか痛みもありません。というよりすべての感覚がありませんでした。

    手術中に祈る父親と母親のイラスト

    そのまま意識を失い、気がついたときには手術が終わっていました。17時間かかったそうです。

    手術中、父と母はひざまずいて17時間涙を流して祈り続けてたとあとで聞きました。本当に親不孝者。

    今書いててもその時の両親の気持ちが伝わってきて涙が出そうです。本当に親不孝者。申し訳なかった。


    結局受け取ったお金は1000万円、そのかわり後遺症が残った

    入院しているイラスト

    ここまで書くと、このことを知っている、特に地元の知り合い、友達たちにはもう既に著者が誰なのかすっかり分かってしまうほど詳しく、それでいて手短に書いています。

    ただあまり長くなっても本題とズレるため、そろそろ事故の経験談は終わります。

    結局身体障害者認定第1級を受けるほどの大事故だったようで、数カ月後には相手側の保険会社を通じて1000万円近くのお金が振り込まれていました。

    相手の男の子、まだ18歳なのに前科が10数件あったようで、そのまま何かの罪で少年院に入ったと風のうわさで聞きました。入院中一度だけ謝りに来ました。

    未だに顔も覚えています。

    この子、バリバリのヤンキーだったんですが、察するに多分親さんが事前に入れさせてたのでしょうね、任意保険に。

    保険に入ってなかったら全額親の負担で家庭崩壊していた可能性すらあったでしょう。そんな大金、一気に払えないですものね、普通は。

    幸か不幸か著者自身は事故を受けた側、大学生には有り余る十分かつ不相応なお金を手に入れることができました。が、体に不自由は残りました。

    今も雨が降った日などはちょっとだけ痛みます(日常生活にはほぼ支障ありません)。

    もし仮に、自分が事故を起こした側だったら…

    前科モノとして一生背負って生きていかなければならないのです。個人的にはそっちのほうが絶対イヤ。

    前科が嫌というよりも、人様に身体的精神的大ダメージを与えたという事実。

    もし自分が加害者側だったとしたら、当時大学生の自分にはあまりにも大きすぎる、耐えられない事象だったと思います。


    ※ちなみに超余談ですが、轢かれたときの車は、同世代の車好きには懐かしいブラックのサバンナRX7、ローダウンやんちゃ仕様です笑

    サバンナRX7の写真



    交通事故で死亡した人の件数と割合

    まずは交通事故の中でも一番最悪な「死亡事故」がどれくらい起きているのかを一覧にしたのが下記。

    死亡事故人数

    人数 前年対比
    H29(2017年) 3,694人 ー210人(ー5.4%)
    H28(2016年) 3,904人 ー213人(ー5.2%)
    H27(2015年) 4,117人 +4人(+0.1%)

    出典:交通事故発生状況(警察庁)



    また、どんな状況下(歩行中、自動車乗車中、バイク乗車中、自転車乗用中)で死亡したのか?そのグラフが下記。

    状態別死亡数の推移

    交通事故の状態別死亡者数の分類と推移グラフ

    出典:警察庁


    そして交通事故死亡者の推移と月別発生グラフが下記。

    交通事故死亡者の推移

    交通事故死亡者数の推移グラフ

    月別交通事故死亡者の推移

    月別交通事故死亡者の推移グラフ

    11月、12月に件数が多くなってるのは察するにほぼ間違いなく飲酒運転でしょう。忘年会増えますしね。そのまま飲酒運転しちゃう人も増えそうです。


    なお、三井住友海上の発表データによると、交通事故が一番多い発生状況は交差点が54%、単路で42%、その中でも約87%が車両同士の激突となっているとのこと。

    事故は車対車での出会い頭事故が一番多いんですね。


    自賠責保険だけじゃダメなのか?

    任意保険は文字通り「任意」なので、ドライバーの自由意志で加入の是非が決められますね。

    けれども自賠責保険は別名強制保険と呼ばれているのは周知の事実。これは運転する全ての人が強制的に加入しなければなりません。

    自賠責入ってるからまあ大丈夫っしょ、と考えている人ももしかしたらいるかもしれません。

    自賠責保険の補償範囲を見てみましょう。

    自賠責保険の最大補償範囲

    補償内容 支払い限度額
    死亡による損害 3000万円
    後遺症による損害 4000万円
    障害による損害 120万円

    そして、死亡事故に対する慰謝料の相場は下記。

    死亡事故慰謝料相場(任意保険基準)

    被害者の立場 慰謝料
    一家の大黒柱 1500〜2000万円
    母親、配偶者 1200〜1500万円
    その他 1300〜1600万円


    ここで「おや?意外と安いな?自賠責でいけるんちゃう?」と思ったアナタ。

    はい、もちろん行ける場合もあるでしょう。

    ただしこれはあくまでも慰謝料のみ。他にも払うべき費用はたくさん存在するのです。

    1. 死亡損失利益
    2. 葬儀費用
    3. 弁護士費用

    さらに、これまでの死亡事故で過去最高額事例では5億2583万円という判決も出ています(大阪地判H18.6.21)。

    そして近年では死亡事故の賠償金相場も高額化してきているようです。


    死亡事故に対する世間の反応や口コミ






    こんな事件もあったようです。

    被害男性は3日後に息を引き取った。その後、行政処分で刈谷さん個人に80万円の罰金命令。さらに会社と被害者側で慰謝料交渉が行われたが、提示されたのは1億2000万円もの金額だった。
    運転中のスマホで死亡事故を…1億2000万円の賠償金を背負うことになった男の人生
    https://nikkan-spa.jp/1236688



    最近でいうと、ポケモンGOか登場してから運転中にスマホでプレイしていてそのまま事故を起こしたニュースを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

    スマホ見ながら運転はもちろん違法&罰則に当たりますが、年々増加の一途を辿っていて既に社会問題となってきていますね。

    携帯電話の「ながら運転」交通事故発生データ

    原付以上運転者の携帯電話使用等に係る交通事故の発生状況グラフ

    出典:警察庁



    交通事故、死亡事故を起こす(巻き込まれる)確率は?

    2017年度の交通事故件数は47万2165件。

    これを単純に人口で割れば確率は出ます。2017年度の日本人人口は1億2649万人なので、

    472,165(件)÷1億2649万=0.00373282472

    つまり0.37%/年です。

    ただこれは1年。我々は80年とか生きます。男性が約80歳、女性が87歳の平均寿命なので、簡単に85歳で計算してみると、

    0.37%×85年=31.45%

    生きているうちに大体3割の人は交通事故に遭遇するってことです。

    遭遇ってことは、事故を起こした側なのか起こされた側なのか、、、

    起こされた側で軽症だったら、そして一生のうちに1回だけだったら良いんですけどね。


    単純な計算ですけど、それでも結構な割合だと思いませんか?


    任意保険に加入している人の割合は?

    では実際どれくらいの人が任意保険に加入しているのか?こちらも気になるところ。

    データがちゃんとありました。

    任意保険加入率

    対人賠償 対物賠償 搭乗者障害 人身傷害保険 車両保険
    74.3% 74.4% 27.9% 66.7% 43.8%
    ※2017年度の保有車両数81,260,206台


    車両保険は完全に個人の問題と言っても良いので置いとくとして、対人対物補償でみてもそれでも約3割の人が未だ加入していない状況。

    仮にですよ、自分が事故を起こした場合はもちろん事故を受けた場合だったと考えたら、、、任意保険に入ってない人から事故を起こされたら最悪だと思いませんか?

    支払能力なしなのに保険すら入っていない人に当てられる。ただのヤラレ損でどこにその憤りをぶつけたら良いのかすらわかりません。

    たまたまその人が相当なお金持ちだったら良いのですが、確率的に高くはありません。


    ちなみに、下記では都道府県別の加入者数も閲覧できます。
    日本損害保険協会(SONPO)


    「任意保険いらないし」な人でも最近は納得できる保険料に

    最初の話に戻りますが、自動車保険に加入していない一番の理由は金銭面が大きいでしょう。

    それはそうなんですけど、ここまで示してきたデータのように、万が一事故を起こしたら、というより人生のうちで起こす確率は結構大きいことも分かったかと思います。

    自動車に乗っている人は必ず任意保険に加入しておくことを強くおすすめしておきます。

    著者はこれ以外にも軽い正面衝突をされたことがあって、未だに首が軽い鞭打ち状態。(他にも事故以外で腕も折っていて結構体ボロボロです)。

    最悪車両保険には加入しないとして、それなら予想以上に安く入れるんです。ダイレクト型(ネット型)保険の登場で保険料はかなりお手頃になってきているんですね。

    著者ももちろん入っていますが、車両保険付きで6等級5万円台ですよ。意外と安くないですか?

    車両保険なしだったら年間3万円以下で入れるところも全然あります。等級が上がっていけば年間1万円台になりますよ。

    車に乗る以上、それくらいのお金は必要経費と考えるべき。この機会に検討してみてください。

    一括見積もり使えば、さらに安い保険会社が見つかるのでそちらもぜひ。

    どのサイトを使えばいいのか?について実体験に基づいた内容でわかりやすくまとめていますので下記を参考にどうぞ。

    一括見積もりはどこがいいか?
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    自動車保険の一括見積もりはどこがおすすめか?大手5サービスを徹底比較