家族もできて、子供も産まれて、なけなしの貯金も貯まって、それでもますます家計が苦しい中12年間乗り続けたエクストレイル、これを売って何とかミニバン買えないかと思ったのがきっかけ。
あれやこれやと色々と夫婦間で相談を重ねた。
ちょうど車検も来るし、車検代払うくらいならもう思い切って買い換えよう決定、何とかギリギリ購入資金も150万円できたし、エクストレイルが高く売れたら何とか買えそうだ!ということで売却大作戦が始まったのだ。
車検代ってホント馬鹿にならないし、年数が経ってるほど車検の時って、誰しも買い替えを検討してしまうのではないだろうか?もう古いし、車検通すならいっそのこと乗り換えたいと。
という流れで、今乗ってる車をできるだけ高く売却して、乗り換え資金にしたい!
我が家で売却したマイカーのスペックを簡単に。
- 車種:エクストレイル
- カラー:ホワイト
- 年式:2004年
- 走行距離:12万キロ
12万キロ走って12年落ちだ。よく行って10万円かなと。あわよくばもうゼロ円ですねこれはと。どうみてもアカンやつ。高額売却など絶望的感だ。
でも落ち込んでもいられない。とりあえず気を取り直してまずは自分が欲しいミニバンの値段を調べることになった。
中古車ディーラーで欲しいミニバンを調べてみた結果
自分がどうしても乗りたいと思っていた車、それがこちら…。
どうしても、是が非でも欲しかったのだが、価格帯を調べてみたところ欲しいグレードは最低280万円、高額帯になると400万円。
え、まだこんなにするんだ…というのが本音の感想だった。予算150万円なのに全然足りない(T_T)
もうちょっと落ちてるやろと思っていたが激甘だった。
予想以上の市場価格にガッカリ
アルファードを諦めるとか妥協は個人的には許されなかったのだが、それ以上に許されないのが家計の事情だ。
実は中古車ディーラーにも一度足を運んでみたのだが、やはり予想以上に高い。
「アルファードは別格ですね。ブランド力だけで同じグレード、価格帯の車種より大幅に高い相場感です。大体ライバル車よりも50万~100万円は高くなりますね」
ほえ~。さすが人気車種。フルモデルチェンジされて型落ちしたところで、中古車買取相場価格はびくともしていない。
オークションはどうよ!友達のツテを使うしかないぜ!
中古車販売業者など一般ユーザーが買う市場に出回ってい中古アルファードが高いのは分かった。
ならばオークション会場で直接仕入れる業者さんなら激安で仕入れられるに違いない!
これ、知り合いとか友人の業者にツテがないとなかなかできない裏技だし。フフン。オークションなら行けるっしょ!
以下電話のやり取り。
友人こーちゃん:「あー行ける行ける!調べてみるよ、条件どんな感じがいい?」
著者:「そうねぇ、欲を言えば4年落ち以内で一番激安なヤツ!グレードはとりあえず置いといて大丈夫!」
友人こーちゃん:「分かった!じゃあ調べてまた電話するよ!任せて~♪」
はいもらった~格安ゲット来た~。あとはハンモックにでも乗って優雅に待ってたら大丈夫。
そして数日後。
電話がリーンリーン♪
はいきたー、こーちゃんの電話きたー。ドン引きする程の格安アルファード情報来るよ~♪
「はいはい♪もしもし(^o^)?」
こーちゃん:「ごめん!アルファード化け物だわ!人気すぎる!全然安くないし期待に応えられる物件ないっすわ!」
オークションでもダメって…なにそれアルファード馬鹿なの?
どうしても諦めきれなかったアルファードよ、さようならフォーエバ―…
ということで、次の乗りたい候補、エルグランドに焦点を当てざるを得なかった。
ちなみに下取り車をオートオークションで売ろうと考えてあれこれやってみた内容についての記録。
将来的に売却する際の参考になれば幸いだ。
エルグランドなら行けそう!
あれほど欲しかったアルファードが無理だと分かった瞬間から、意外と頭を切り替えて次!となってる自分がいた。
もうアルファードに乗りたいというよりも、買い換えてミニバンに乗るんだ!という長年の夢を果たしたいという絶対的な欲望。
まるで子供がおもちゃ買ってもらえなくてダダこねる状態。絶対買いたい。もう欲しいもんは欲しいし仕方ないこれは。
ということで調べてみたところ、
ここからもう頭の中はエルグランドでいっぱい。
ちょうど埼玉でミニバンだけを専門で扱っていて、メインがアルファードとエルグランドの「CSオートディーラー」というミニバン専門ディーラーを見つけた!
ちなみに、この中古車ディーラーさんで愛車エクストレイルを査定してもらった結果、
予想通りゼロ円。
そ、想定内だ、、、こんなの。。
(T_T)
エクストレイルの買取相場を調べてみることに
それでも自分の欲望の火を消すことはできない。再度気を取り直してと、、、
エルグランドを買うなら車両本体(税抜き)で予算的には150万円が限界。
税金やら諸費用やら含めたら、ざっと見積もって200万円は用意しないとダメだということが分かった。
じゃあもう、頼みの綱は今乗ってるエクストレイルがいくらで売れるのか?ココ一点に絞れば良いということに。
という訳で、まずはざっくり買取相場を調べなければならない。今自分が乗っている車って大体いくらくらいで売れるのかを把握しておかないと今後の戦略も立てられない。
で、「みんカラ」を使ってエクストレイルの買取相場を調べた結果・・・
うちの車のスペックに当てはめてみたところ、0円~30万円!
仮に30万円で売却できたとしても、まだ20万円足りない結果に…。
しかもこれ、2013年とかに売却してやっと30万円ということは、もうそれから既に3年も経過してるし、さらに絶望的な数字だ。
うむー困った。
ネットで買取相場を調べるためにはどうしたらいいか?という内容があちこちでよく見かけるが、やればやるほど参考にならないってことが分かる。
残りは査定価格に賭けるしかない
査定をするなら一括査定がどれほど破壊力が高いのかは、引越しをした時に分かっていた。
いろいろ試してみないと気が済まない性分、引越し料金を安くするならどうしたらいいんだろう?と考えた時に、「業者を一日の同じ時間で一気に呼んでみよう!」ということで実験も兼ねて8社が来訪した結果、
- 最高額見積もり価格:29万円
- 最低額見積り価格:9.8万円
その差約20万円。
これにはさすがにビビりたおした。見積もり乗せまくってるやないかと。
しかも最低見積価格の9.8万円も最初は12万円で、これを粘りに粘って、他社と現場で競争させまくってここまで落とせた金額。
さすがに部屋全体に業者間の戦いの火花が散ってアレな空気が漂ったが、それでも交渉すればここまで行ける!ということが分かったのは、一括査定を使ってみたかなり嬉しい実験結果。
なので、今回車を売る際には一括見積もりを使うことは事前に決めていたのだ。
ここで得意の営業術、といっても特に何かするわけではなく、
- 【確定している事実】お試しや知りたいだけではない。確実に売ることは明確にしておく
- 【金額が最優先】一番高い査定額を付けてくれた方に売る
- 【時期の先延ばしはしない】今日中に決めてしまうのは問題ない
この三点をしっかり業者に伝えるだけだ。最初に伝えてもいいし、一通り査定が始まったらそれぞれの業者に伝えてもいい。
とにかくシンプルに、この3つをウチは明確にしている、ということを伝えるのが大事だというのは、引越しの時の実験でも明らか。
ということで、一括見積については口コミなど色々調べた結果、ズバット車買取比較が良い感じだったのでここを使うことにした。
一括査定へ申し込み!
一括査定をネットから申し込むと、早速電話の嵐。来たキタ。
これは引っ越しの経験時にも想定済みだったので、慌てることなく電話対応。
あらかじめ査定をしてもらう日取りと時間を「ココ以外対応できない」と決めていたので(ここ重要)、それを伝えると1社以外は全てOK。
とにかく早く査定してほしかったので、電話してから2日後に早速きてもらうことと相成った。
来ていただいた会社は全部で5社。かなりの数の電話受けたと思っていたけど5社だったか。
来ていただいた業者さんは、有名どころの聞いたことある大手さんから、初耳のマイナー業者さんまで。
ちょっとびっくりしたのが、オートバックスさんが来たことだ。
「オートバックスってこんなこともやり始めてるんですね!」
と思わず伝えたら、「最近スタートしたんですよ」とのことだった。
ちなみにオートバックスについては下記で分かりやすくまとめている。
電話がイヤ!という人がいるが、もうそういう人は一括査定に申し込まないほうがよいだろう。実際に車見ないと査定なんてできまないからだ。一括査定使うなら電話応対は必須と心得るべし。
ここからがホントの勝負。一通り査定を終えて
さて、各社さん続々と査定を終わらせてきた。
ここからがメインイベント。中古車査定価格が決定される、「売り手が」一番力を入れるべき最大の腕の見せどころなのだ。
とはいえ、先に書いているとおり伝えるべきことを伝えるだけ。これらだ。
- 【確定している事実】お試しや知りたいだけではない。確実に売ることは明確にしておく
- 【金額が最優先】一番高い査定額を付けてくれた方に売る
- 【時期の先延ばしはしない】今日中に決めてしまうのは問題ない
これさえブレなければいいのだ。特に【金額が最優先】という部分は曲げてはだめ。業者さんはあの手この手で色んなことを言ってくる。
実は最初に来た査定がオートバックスさんだったのだが、これが驚きの50万円!
えっ、と思ったんですが、顔は平静を装う状態。
まだ我慢。絶対笑っちゃだめだ。もう達成できたやんコレとか笑っちゃダメだ。
で次に来た業者さん(大手)が出した見積額、22万円。きたぁ。これがホントのところの数字なのだろう。
だけど、
「いやぁ正直先に出されたところと大幅に違いますね。ちょっと安すぎますわ(キリッ」
これを平然と言ってのけた。だって事実だからだ。
これだ。この現場感。この臨場感がとてつもなく大切なのだ。
①目の前のライバルが圧倒的な差をつけて見積もりを出してくる。
↓↓↓
②自社の上司に電話を掛ける
↓↓↓
③再度見積価格の検討開始
この流れが一番大事なのだ。ここからが本当の価格勝負になってくる。
勝敗の行方
ここから次々と業者間の駆け引きがスタートしはじめた!
オートバックスさんは査定価格だけ出してしたり顔でさっそうと去っていったが、
「他社さんには絶対言わないでくださいね」
「あと決めていただけるならオートバックスで使える商品券1万円もプレゼントします(キリッ」
ですよ。これで実質査定価格は51万円。
やばい。目標とっくに達成しちゃった。ダメだ、笑いを堪えるんだ。
で、次に来た業者さん、どうしても欲しいらしく、
「オートバックスさんいくらだったんですか?」
「いやあ、あそこ最近かなり強気だからなあ」
「海外に流してるんじゃないかなと思うんですよね~」
うん、それは聞いてない。その情報要らない。早く出して高額査定。
ということで、上司に電話するまでもなく去っていく業者さんも現れはじめた。
「ウチはこの金額が精一杯です。これ以上なら諦めます。」
はいさよなら!お疲れ様でした!でも本当に暑い中来てもらって感謝だ。お役に立てず申し訳ない気持ちも若干出てくる。
ここから2社が残留。
何やら車の中に戻って物凄い電話している様子が伺える。
車の中から出てくると、
「お願いがあります。オートバックスさんより高い価格を必ず出しますから査定価格を教えてください!!」
こんなお願いが・・・
「出さない」って約束したんだけど、ここは背に腹は変えられない。心のなかでオートバックス営業マンさんにお詫びを言いながら査定価格をお伝えさせていただいた。
もちろんここは査定見積書は見せていない。ここだけは最低限見せたらだめだろうと。でも目の前の業者さんに嘘をつくのも気が引けたので、正確な金額だけを伝えさせていただいた。
で、最後の最後に出た結果がこちら。
A社:「ウチはやっぱりそこまでの金額は出せないので諦めます…。」
B社:「とりあえず査定額以上を出しますので、もうちょっとだけ待ってください!!」
ということで、B社さん(ここもかなりの大手)が引き続き車に戻って電話に次ぐ電話を続けます。
査定終了の結果
我々夫婦も事の成り行きをじっと待ちながら駐車場で待機していると、
「いけます、52.1万円でどうですか!!!」
という、夢にも思わないような大成功の結果となった。泣いた。
中古車ディーラーでまさかの査定ゼロ円からここまで行けるとは正直思ってなかったのが本音だからだ。
やはり、一括査定は絶対使わないとダメだ。
ちなみに、1.4万円分の上乗せは、今の車の重量税の支払いがあってそれをこちらが肩代わりする、的なことを言っていた(ちょっとうろ覚え)。
とにかく買取金額では出せないけど、社内で何かしらの調整をしてくれたようだ。色々あるのだろう、面倒なことが。
いずれにしても、こちらとしては大満足の査定結果となった。
そして栄光の道へ…憧れのミニバンゲット
いやもう本当に欲しかった。ここまで来るのに長かった。中古で安かったけど、10年以上前からミニバンに乗りたいって思い続けていたのだ。かなり快適だ。
購入計画を立ててから3ヶ月、あれやこれやと走り回って、査定の手配して、とにかく忙しかったけど、やっと憧れのミニバンに乗れたのだ。感無量。
これだけは言えるが、本当に査定に出すときはたくさんの業者さんに見てもらったほうがいい。
自分では予想もしない高額買取金額が飛び出してくること請け合いだ。
ということで、我が家の中古車売却実践記、このあたりで終わりたいと思う。
カーチスさんからちゃんと振り込まれた
中古車ディーラーでは「これは値段付けられないですね」と一蹴された我が家のエクストレイル(12万キロ+12年落ち)を査定してもらった結果、
0円⇒52万1千円まで価格を上げて売却成功!
※追記
実はこのゲットした50万円、日頃から子育てから家のことからなにから全てめちゃくちゃ頑張ってくれている奥さまにそっくりそのままプレゼントした。最初は断っていたが、運良くゲットできちゃったお金だから好きなことに使って欲しい!とお願いして無理やり渡した。不足分?はい、もちろんローンだ(^o^)
※追々記:「いっぱい電話かかってくるから一括査定使いたくない」人はココ
「一括査定がイイのは分かるんだけど、あの電話攻撃まじで困る」という声があるのも知っている。唯一のデメリットなのは確かだ。
でも仕組みはそのままに、そのデメリットを全部解決した買取査定も登場しているのだ。
これはかなり先進的。
このユーカーパック、5000社に対して一括査定が受けられる業界最大サービスで、しかも窓口が一本化されているのでウザったい電話はたった一回のみ。
業者しか入れないオートオークションの仕組みを導入していて、売主はボーッとしてたら最高価格を業者が勝手に競って出してくれる。
「直接交渉とかまじ苦手だしやりたくない」「電話がじゃんじゃんかかってくるアレだけは勘弁」という人にはもってこいの車査定サービスだ。
※追々々記:高額査定を極限まで高める奥義は「露出回数」
少し考えてみれば分かるのだが、相場を無視した高額買取を叩き出すためにはどんだけ多くの業者に見てもらえるか、それ一点なのだ。
A社は要らないけどB社は欲しがってる、、、という状況が車買取では起こるわけだ。
つまりその業者とのマッチングサービスが一括査定。この辺は婚活で使うお見合いサービスにも相通ずるところがあると言っていい。
そういう意味でいうと、業者数が多くてかつ現場で鬼のように競争させられて価格吊り上げを限界値に持っていくためには、「カーセンサー」が一番使い勝手が良いと言えるだろう。
現場での査定競争の重要性は当レポートでも読んでいただいたとおり。
ユーカーパックのほうがカーセンサーよりも業者数は多いけど、現場での査定競争は起こらない。
だけどカーセンサーの場合は2000社に対して一気に情報が行くほか、リアル現場に査定士が来てその場で価格を競い合うので、どう考えても高い査定額を叩き出せる可能性が一番高い。
今回著者はズバットを使ったが、次回売却時には確実にカーセンサーを使うことに決めている。
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