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中古車の売却や売る時の流れを知っている人なら、ほとんどの車が業者オークションを通じて売買されていることを知っているだろう。
全ての中古車相場価格は(USSやJAAが有名)全国に200か所以上にある業者オークション会場を経由して売買されている。
だから著者も考えたのだ。
「何らかのツテを使うとか、なんとかしてオークションで直接売れば高く売れるんじゃないか…!」と。
こう思った私が、実際に車を売ろうと思った時に、
「憧れのミニバンゲット軍資金調達のために、なんとしても、少しでも高く売りたい、売らねば買えない!」
という必死な思いから、オートオークションのスーパーリサーチを実施、そこから得られた情報を忘備録的にまとめたのがこの記事だ。
一般的な車売却の流れでは必ずオートオークションを経由する
私たちが車を売る時には、中古車ディーラーに持っていく、新車ディーラーにそのまま下取りで引き渡す、一括査定で見積もりを取るなどいくつかの方法がある。
(友だちや知り合いに売るなど業者を挟まない方法は省く。)
この流れを図解にすると下記の通り。
オートオークションでは日々の市場動向や車自体の価値、人気度、状態などを加味して相場価格が形成される。相場価格は常に流動的。
図を見てもらえば分かる通り、売却するまでに3つの業者を経由していることも分かるだろう。
業者には当然利益が必要になるため、手数料が上乗せされて車は流れていくことに。
豆知識
上乗せ価格は一体どれくらいなのか?
車種や状態によって大きく変わるため、あくまでも目安としての上乗せ額になるが、販売業者がオークション会場から仕入れる場合は、約15万~20万円。
また、中古車ディーラーが仕入れ価格に対して上乗せしている額(実際の店頭販売価格)は、約20万~25万円。
全体的に見ると、約30万~50万円の価格が上乗せされている状態だ。
つまり、オークションを経由させない売買ができれば、手数料が削減されていくため売り手はより高く、買い手もより安く買える可能性があることを思いついたのだ。
オークション会場に直接入り込むことができればめっちゃお得に取引できるんじゃないの!?と…。
残念!一般人はオートオークションに参加できない
残念ながら、一般人がオークション参加するのは不可能!
参加するためにはいくつかの条件と資格が必要なのだ。
- 自動車商を行うための古物商許可証
- 加盟店の設立状況と業績
- JU(日本中古車自動車販売協会連合)の加入
- 展示場の有無と販売台数実績数はどれくらいか
- 他オークションの加入状況
参加できるのは業者のみ、つまり上記条件を満たした中古車市場のプロだけ。
なんで参加資格はプロだけなのか?
この理由は簡単。ぜひ想像してみてほしい。もし今、あなたがオークションに参加できるようになったとして、まさに自分の車を売ろうとしたとして、適正価格や相場が分かりますか?という話だ。
著者は一切分かりません。
オークション会場に入れる業者の知り合いに聞いてみたが、実際に競りが始まったら、1台落札されるまでに早くて数秒、かかっても1分ないくらいだと言っていた。
アマチュアが参入しても適正価格が判断できないどころか、誤った価格判断をすることで市場価格が大荒れになってしまって、市場を反映した価格が崩壊してしまう。
というか、そもそもが経験を積んでいないと土台無理な話。ってことで、やっぱりオートオークションはプロのみの参加となっているのが真相だ。
もちろん業者内での既得権益的な側面もゼロとは言いません(コッソリ
確かに。その時の市場相場価格さえ分かれば、今から売ろうと思っている、または買おうと思っている車がどれくらいお手頃なのかが分かる!と思うかもしれない。
著者も思った。一瞬。
でもよく考えてみてほしい、私たちは実質オークションや業者を通過したあとの車しか売買できない、つまり手数料が確実に乗っかっている状態の車だけしかないってことなのだ。
相場価格を知っていたところで、手数料を避ける術は、、、ございません。
よし、ではオークション代行業者に売却を頼もう!
一般人は参加できない中古車オークション、しかし参加できる業者が代行してくれるサービスがあるのだ。
「オークションで売ればより高額売却ができます!」などの思わず飛びつきたくなるような謳い文句が踊っているため…
ひねくれている私はどんだけ手数料かかるのか調べてみた。だって代行ってことは業者に手数料がかかるってことでしょ。
ここでは売却する場合に絞って、実際に代行業者を使うにあたり、ネット上でもよく見る有名代行業者の手数料がどれくらいかかるのかを比較してみた。
オークサポート | カーオークション.jp | くるまオークションドットコム | |
---|---|---|---|
代行手数料 | 30,000円 | 35,000円 | 52,500円 |
出品料 | 9,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
成約料 | 9,000円 | 8,000円 | 20,000円 |
陸送費 | 地域により変動 | 地域により変動 | 地域により変動 |
合計 | 48,000円+税 | 51,000円+税 | 82,500円+税 |
PROXY AUTO | オートロマン | UMV Japan | |
---|---|---|---|
代行手数料 | 落札額の3% | 落札額の5% | 18,000円or 落札額の2.5% |
出品料 | 16,200円 | – | 10,000円 |
成約料 | 23,760円 | – | 20,000円 |
陸送費 | 地域により変動 | 地域により変動 | 地域により変動 |
合計 | 落札額で変動 | 落札額で変動 | 落札額で変動 |
※金額は全て税抜
うーん、この手数料を高いと取るかやすいと取るのかは、実際に売れた金額が一般の買取業者と比べてどれくらい変わるのかによるのでなんとも言えないが…
先に記載した上乗せ手数料を考えれば多分安いのだろう。
ただし「陸送費」は距離によって変動するため、例えばカーオークション.jpの場合で見ると、安ければ15,700円、九州地方や北海道なら8万円台、沖縄なら10万円オーバー。
これは地域によって大きな手数料が発生しそうだ(オークション会場に持ち込めばかからない)。
ちなみに落札(購入する場合)もオークが一番安い
ここでは出品(売却)をテーマにしているため詳細は割愛するが、オークションで車を買いたい場合の業者手数料はオークが62,640円と最安値だった。
何となく高く売れそうな気が。でもデメリットや注意点、リスクは思った以上に沢山ある!
中間業者の手数料をカットできるオートオークション代行業者、私も「使ってみようかな…」と一瞬思ったが、ある理由で使うのを辞めた。
読者の方も、高く売れそうだからと言っておいそれと闇雲に使うのはちょっと待ってほしい。
オークション代行のデメリットや注意点、思った以上にあるのだ。
①オークション(市場)に見合う車種かどうか出してみないと判らない
例えば今売れに売れまくっている人気車種や走行距離が少なめで型自体もそれほど古くない中古車であればオークションに出してみる価値はあるかもしれない。
ただし私の場合は12年落ちで走行距離12万キロオーバーのエクストレイル。これ、実際売れるんか?という感じだった。実際中古車ディーラーでは査定0円だったし…。
大手中古車オークション業者USSのデータによると、2013年のオークション成約率は66.3%とのこと。
これ、結構悪い数字ではないだろうか?約4割弱の車が成約しないってことで、リスクが結構大きい感じがする。
まだある。
次に挙げる理由が、代行業者を使ったオークション不参加を決定づける要因だったのだ。
②売れなかった場合でも代行手数料がかかる
代行業者もボランティアではない。なのでもし出品した車が売れなかった場合でもあらかじめ決められた手数料がかかる。
オークサポート | カーオークション.jp | くるまオークションドットコム | |
---|---|---|---|
代行手数料 | 0円 | 0円 | 41,500円 |
出品料 | 9,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
陸送費 | 地域により変動 | 地域により変動 | 地域により変動 |
パッと見ると安そうだが、、、
代行手数料はかからなくても出品料は必ずかかり、かつ陸送費がかかる。これが地味に大きい。
場所によるが陸送費は最低1万円、エリアによっては最大10万円かかったりする。これだとなんのために高く売ろうと思ったのかよく分からなってしまう。
オートオークションを断念させた一番の理由が、この万が一にかかるキャンセル手数料の問題だった。
なお、売れなかった場合に再出品する場合ももちろん手数料がかかるので要注意。
オークサポート | カーオークション.jp | くるまオークションドットコム | |
---|---|---|---|
再出品料 | 9,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
一度で落札される確率は約66.3%、残り4割近くは落札されないので再出品手数料を払った上で再度落札を祈ることになるが、
当然前回出した価格よりも下げて出品することになる。
じゃないと売れないのがほぼ確定しているからだ。
出品代行業者の値付け(最低落札価格)の腕前は大事だが、外れたらどんどん手数料がかかる上に、そもそもそれが高値で売れたのかどうかも分からないという。
なかなかのギャンブル状態だ。
③次の車に乗り換える場合の期間(タイムラグ)がある
例えば中古車ディーラーで査定してもらったり、一括査定で見積もりをもらう場合、価格が出るのは当日。
オートオークションも当日だが、実はクレーム受付期間がある。その期間が約1週間。
この間は落札価格が確定しないため、次の車に乗り換える際にどれくらいの資金量を持てるのかが確定しないということ。
普段車を全然使わない人にはそれほど長い期間ではないが、我が家で1週間かそれ以上の期間移動手段が閉ざされることに対して、妻に大変イヤな顔をされながら「困るし」と言われた。
なお、クレームが認められた場合、ペナルティ料が3万円かかる上に、多額の損害賠償を支払う可能性も出てくる。
これはキツい。
代行業者を通していれば大丈夫かと思うが、それにしてもリスクはゼロではない。
④ローンが残っている場合は所有権解除してもらえない
これ自体は私は該当していなかったが、まだローンが残っている車を売る場合も考えられる。
例えば通常の下取りや買取りなら価格がその場で決まるため、入ってくるお金がしっかり分かる。売れたお金でローン残高を全部解消できるかどうかが確認できる。
でもオークションの場合、オークションで価格が決まる前に一括返済をしておかないと所有権(ファイナンス会社)を解除してもらえない。
つまりローンが残っていたら売れないってことだ。
勝手に人のものを売ったらそれこそ訴えられてしまう。
⑤もし不具合があったとしても現状販売でかつ保証もない
実はエンジンの調子が悪い車だった、ブレーキの効きが悪いなど、仮に不具合があったとしても、ノーチェック。
オークションではそのまま落札されて私たちユーザーの自宅に運ばれてくる。
チェックも整備もなにもなされていない状態の車が届くわけだ。
中古車販売業者から買っていたらもし不具合があったとしても伝えられるが、オートオークションで落札した車は完全自己責任。
これって結構でかいリスクではないだろうか?
業者の提示した落札額と、実際の落札価格が違っていたケースや、実際の車両本体の状況とは大きくかけ離れた評価点情報に改ざんを行った被害も実際にある模様。
オークション代行でトラブルにあった人の口コミ
業者の提示額よりも実際に落札された価格のほうが安くて、違う情報を渡されました。
代行業者に騙されました。提示額より40万円も高かったんです。
業者に頼むオークションは結構手数料取られますよ
オークション代行業者を使った中古車売却ここまでのまとめ
いい状態の車であれば、オートオークション代行業者を使って売却するのは一つの選択肢としてありだろう。
ローン残が無くて、出品してしばらく車に乗れない時間があっても構わないという人の場合は、うまく行けば思わぬ高値で売ることができる可能性もある。
ただしやっぱり初めての世界って何が起こるかわからないし、ましてやこっちは素人。
全て業者の言うなりで任せちゃうのではなく、上記デメリットや注意点を踏まえてオークションに参加するかどうかを決めたいところだ。
ちなみに購入側(落札)としても少し動いた
乗り換え候補としてアルファードがどうしても欲しかったのだ。それはもう、どうしても。
で、友だちの親類がオークションに出入りできる人がいて、前々から「中古車買う時は連絡して!」と言ってくれていたのですかさず連絡。
でも結果としてはアルファード自体の落札価格が全然安くなくて、そんなに市場と出回っている値段と変わらないから自分で探したほうがいい、という判断になり…
結局アルファードは諦めてエルグランドを購入した。
ところが、素人でも即参加できるオークションシステムがあった!
私の場合、実際の売却は一括査定を使った。オークションはもう無理と判断したので。
結局0円査定から52.1万円まで引き上げられたので大満足だったわけだが、その後新しいオークションサービスが登場していた。
もちろんヤフオクとかメルカリとか、そういうネットオークションではなく、中古車専門のオークションシステムなのだ。
中古車買取オークション【ユーカーパック】
https://ucarpac.com/
申込方法も簡単で、とりあえずWEBで査定日を予約したらコールセンターから電話がかかってくるので、自宅もしくは近くの提携ガソリンスタンドで査定を受けるだけ。
するとあとは勝手にオークションがスタートするが、値段を付けるのは国内外5000社以上の中古車ディーラーや輸入業者なので、一括査定のライブオークション版って感じのシステムだ。
しかもオークションに参加する買取会社は、リアルタイムで他社の入札金額が分かるようになっているので、どうしても欲しい業者はどんどん値段を吊り上げてくる。
しかも一般のオートオークションと違って、一切手数料はナシ。ユーザーが払うお金はもちろん0円。
結構いい感じの買取査定実績も出ていた。
買取査定事例1)
買取査定事例2)
買取査定事例3)
オークションの中間マージンがカットされているため、一般の買取りと比べて高値売却が目指せる可能性が高くなるシステムだ。
20年以上乗った車を廃車しました。廃車の費用や手間がかからないようにと思い、ネットで調べたらある業者から電話があり、最低2万以上で売却できると言われ査定をお願いしましたら、6万以上で買い取ってもらいました。その業者はユーカーパックです。因みにガリバーも来ましたが、0円でした。
— 筒見 治虫 (@bankattack) 2018年3月3日
ユーカーパックとかいうの優秀じゃね!?
一括査定で電話うるさすぎて困ってたんだよね~— kumako/くまやん ニート中 (@kumaakokoow) 2018年7月10日
ヤーフーオークションみたいな感じで利用できるのでオススメですよ。数多くの業社と連絡を取らずに、多くの業者から見積もり可能です。
出典:Yahoo!知恵袋
一般の中古車オークションと同様の形式になっていて、さらに代行手数料もなし、自分の車が競りにかけられて高値を目指せるのは結構アツい。
中間手数料がカットされている分、高く売れそうだ。一括査定みたいなウザい余計な電話もかかってこない。
「オークション参加資格も無いし、ツテもない。代行業者使うのも不安なら、自分自身でセリに出せばいい」
ってことを一般的に使えるようにしたサービスと言っていい。
気になる方は一度使ってみてはいかがだろうか。
もっとも高く売れる確率を上げるためにはこれが最高峰の方法
ユーカーパックのオークションはかなり魅力的だが、あえていうデメリットを挙げれば、「知らないところへ飛び込む勇気」が要るってこと。
ほんとにそんな高く売れるの~?なんか勧誘されるんじゃないの~?みたいな疑念も拭いきれない人もいるだろう。
これらが障壁になって使うことに躊躇する方がいるかもしれない。
ただ、「どうやっても限界ギリギリの最高値で売りたい!」というのが我々の最終ゴール。
そんな場合に著者としておすすめできる提案が、
「一括査定」+「ユーカーパック」の合わせ技査定。
多分これ、今考えうる最強の車の売り方だと思われる。
手順としては、
①まず一括査定を使ってその時の最高見積額をゲットする
↓
②その見積額を踏まえてユーカーパックにも持ち込む
↓
③一括査定とユーカーパックで付いた値段を踏まえて一番高い査定額で売る
この方法の一番大きなメリットとしては、
考えられうる国内外の業者ほぼ全部を網羅した上で査定を受けられる&しかも手間は最小限ってこと。
これ、本当に著者もやりたかった。
現状私たちが選択できる範囲内の査定方法を踏まえると、一番高く売れる方法なのは間違いない。
一括査定+ユーカーパックの合わせ技、ぜひ試してみてほしい。
デメリットは「面倒くさい」。この一点。手間を惜しむか、高額売却を狙っていくのかの2択と言って良いだろう。
(2つも使うのが面倒な場合は最低どっちか一つだけでもOK。どっちか一つだけでも使うのと使わないのとではかなりの差額が出るはずだ)
カーチスさんからちゃんと振り込まれた
中古車ディーラーでは「これは値段付けられないですね」と一蹴された我が家のエクストレイル(12万キロ+12年落ち)を査定してもらった結果、
0円⇒52万1千円まで価格を上げて売却成功!
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