売却時の税金関係で還付含め事前に理解しておきたいこと重要ポイント総ざらい

※《重要》
最初にお伝えしておきますが、これから車を売る人には確実に抑えておいてほしい損しないための情報です。ぜひブックマークしておくことをおすすめします。

車を売る時に税金面で気になる点は下記2つ。

  1. 売却益が出たら所得税を払わないといけないのか?
  2. 支払った自動車税などの税金は戻ってくるのか?

この2点に集約される。

あとはイレギュラーとして「税金未納、または滞納してる状態で売ったらどうなるか?」という点になるが、該当者さんは多くはないと推察するが気にはなるところ。

これらのポイントに絞って、著者自身でも詳しくなっておきたかったので、自社で顧問していただいている税理士さんに確認しつつ執筆した。

ちなみに我が顧問税理士は下記記事で紹介している。

4年落ち以上が一括で経費計上できて確かに節税できる。が、時期や会社の利益はちゃんと踏まえているか?
中古車で節税しようと考える経営者は多いですが、本当にそれが会社の収益にとって重要なのかどうかは一考の余地ありです。顧問税理士に確認した内容について詳しく解説しています。

これ、記事にしたことで分かったのだが、一括査定含めて売却時にほとんどの人が損をしてるんじゃないか?ということが見えてきてちょっとショックを受けているのだ。

知っておくと知らないのとでは損するかどうかの分かれ道になるのでぜひチェックしておいてほしい!。

1.売却益が出たら所得税を払わないといけないのか?

車を売って儲かった人のイラスト

仮に200万円で購入した車を売ったら、何らかのプレミアムが付いて300万円で売れてしまったとしよう。

この場合、100万円儲かってしまっている。つまり利益が出ているわけだ。

利益が出れば通常は、雑所得扱いでも20万円以上は課税対象になるため累進課税がかかるのでは、、、となるが、これは車の用途によって変わる。

  1. 通勤用として使用していたか?
  2. 通勤用以外(趣味やレジャー、観賞用など)で使用していたか?
  3. 業務用として使用していたか?

上記3分類に分けらるが、通勤用で使用していた場合なら課税されない。

国税庁のホームページには以下の記載が。

所得税の課税されない譲渡所得
資産の譲渡による所得のうち、次の所得については課税されません。

(1)生活用動産の譲渡による所得
家具、じゅう器、通勤用の自動車、衣服などの生活に通常必要な動産の譲渡による所得です。
出典:国税庁

さらにそのお金に対して消費税もかからないので、売却したことで発生した利益はそのまま儲かったことになるわけだ。

通勤用以外で利益が出ちゃった場合は?

通勤用以外で使用していた場合は課税されることになる。

仮にその車が販売停止になったりして突然のプレミアが付くなどと言った超レアケース。こういうケースは無いとはいい切れまないが、まあほぼ無いだろう。

念の為この場合の課税方式について触れておこう。

所有期間分類算式
5年以下総合短期譲渡所得(売却価格―簿価)―特別控除50万円
5年超総合長期譲渡所得{(売却価格―簿価)―特別控除50万円}×1/2

(これを通勤用以外の使用目的だったかどうかは正直証明しずらいとも言えなくもない気がする)

どちらにしても、余程のプレミアムカーやビンテージカーをコレクションとして集めている富豪的な人のお遊びでもない限り、我々一般庶民にはそれほど関係がない話と捉えておいても差し支えないだろう。

譲渡損が出た場合は?

業務用で使用していた車を売って、損が出てしまった場合は損益通算として組み込むことができる。

もちろん簿価上の話なので、しっかり減価償却していって普通に乗っていたのに利益が出ること自体ほぼありえない。

いずれにしても一般の人々にはほぼ関係ない話と捉えておいて良いだろう。

2.支払った自動車税などの税金は戻ってくるのか?

さてここからが我々一般ピープルに関係してくるお話。

まず車には4つの税金がかかっている。

(よく分からんけど請求が来たから払っておくか!(プンスカ)と思いつつ納税している人も多いのではないかと推察するが皆さんはいかがだろうか?)

自動車にかかる税金
  1. 自動車税
  2. 重量税
  3. 消費税
  4. 自動車取得税

※軽自動車の場合は「軽自動車税」

最近はハイブリッド車や電気自動車などでエコカー減税対象となっている車も多くなったが、この中で定期的に支払う必要があるのが「自動車税」と「重量税」だ。

(消費税と取得税は購入時のみ)

この中で売却したことで戻ってくる可能性がある税金が「自動車税」になる。

《重要》還付の恩恵を受けているのは実質廃車時のみの可能性大

税金の還付を受けて喜ぶ夫婦のイラスト

車を売却した後に国から自分の口座に「還付金です」と言って戻ってくるのは自分で廃車にした場合のみ。

それも自分で解体屋さんに行ったり、その廃車にする車を運んだりして手続きする場合なので、ほとんどの人があまり経験しない状況と言っても差し支えないだろう。

厳密に言うと、業者に売った場合も還付されているのだが買取査定額の中に既に含まれている。

実はこれがこの記事の中で一番の重要ポイントと言っても良い部分なのだ。

買取業者が還付金を受け取っている

基本的に車を買い取ってもらった場合、名義は業者に移るため還付金は業者に渡ることになる。

ただし自動車税自体を支払っているのは私たち旧オーナーであるため、本来は我々が還付を受けるべきなのは言うまでもない。

(法的には私たちへの直接還付はありません)

なので一般的には業者さんは自動車税還付金を含めた上で買取価格に設定しているはずだが、これほとんど知らされてない可能性が高い。

今まで車を売ったことがある経験をお持ちの方なら身に覚えがあるのではないだろうか。「業者さんから還付の話されましたか?

もちろんしっかり伝えている業者もいるようだが、著者は一回も告げられたことがなかったのだ。

業界の悪しき習慣と言ってもいい

「そんなことあり得ないでしょ」と思うかも知れませんが、これ昔から業界の悪しき習慣になっている模様。

こちらから還付について言わなければ、そのまま買取査定の見積書にも記載されてないケースが多い。

この記事を書くにあたって調べていった過程で気がついたのだが、実はこれ、著者も経験済みで前回中古車を売った際に自動車税が戻ってきているのだ。

その証明として、実際の振込み画像でもそれが確認してもらうことができます

売却後に振り込まれた売却代金と還付金の銀行明細

この「他店券」ってなっているところ、実は自動車税の還付金だ。

排気量2.0Lの車の場合、標準税率は39,500円。この時の還付金は下記の計算式になる。

「年間税額(39,500円)÷12カ月×残存月数(7カ月)=23,000円(100円未満切捨て)」

これ、売った時は全く気が付かなかったのだが、カーチスさんとオートバックスさんの買取価格が拮抗していて、最終的にカーチスさんが「自動車税の還付金で差を付けます!」といって23,100円高い金額で買い取っていったわけだ。

(本来切り捨てられるはずの100円まで振り込まれているのはちょっと謎だが)

なんだかよく分からなかったが、「とにかく高く買い取ってくれたならいいや、もう面倒だし」くらいの勢いで聞き流していたのですが。

結局のところ、

いかにも高く買い取ったよ?的な感じで言っていたけど還付金戻しただけだったのだ!

「自動車税の還付で差をつけます!」とか言って、それ本当はこっちに戻すのが当たり前の税金だった、というわけだ(意味伝わりますか?)。

もちろん最高値だったので今更文句は無いし、どうのこうの言うつもりも無いし、振り込まれたのは事実なので全然いいっちゃいいのだが…。

要は、自動車税の還付金は業者が「買取額に含めています」という名目で、実際の査定には反映されていないことも往々にしてあり得るってことです。

その他で戻ってくるお金もある

自動車税以外で戻ってくるお金もある。

重量税(廃車手続きした場合のみ)

1ヶ月以上の残存期間が残っている場合に還付あり。「永久抹消登録」の手続きと同時に行う。

自賠責保険(廃車手続きした場合のみ)

保険会社への手続きが必要。注意点として廃車日ではなく「保険会社への手続き日」が解約日となるため、月をまたがないように連絡を。

リサイクル料金

上記2つのように廃車時ではなく、売却をした場合に還付される。

こちらも一般的には買取査定額に含まれているとされているが、含まれているかどうかしっかり確認する必要あり。

リサイクル券を失くしてしまっていても提示の必要はないが、預託証明書が必要ということであれば下記から検索してみてほしい。

■自動車リサイクルシステム
http://www.jars.gr.jp/gus/exju0010.html

■参考:リサイクル券を紛失してしまいましたが、車検や買い替えなどに影響はありますか?
http://www3.jars.gr.jp/p/RPT09.nsf/0/67226466F45B8877492572C200262323?OpenDocument

任意保険

こちらも月割で戻ってくるが、払った額よりも少ない額で還付されるのが一般的。

3月に売却する場合の注意点

自動車税は4月1日に登録されている所有者に課税される。

もし3月に車の売却を考えている場合、名義変更が4月にずれ込むと売った後なのに旧所有者へ自動車税納付書が届いてしまう。

この場合は一旦納付してから後日業者から返金してもらう流れになるわけだが、3月に売却をする方は事前にこのことを業者にしっかり伝えておこう。

払わなくても良いお金だし、払っても戻ってくるが超絶面倒くさいですよこれ。

3月は一番売買が活発化する時期なのである意味仕方無くずれ込むことが往々にしてあるので要注意だ。

査定の際には業者にしっかり伝えよう

もちろん全部の業者が見積書の中に自動車税の還付金を記載していない訳でもないだろうし、しっかり記載しているところもあるかも知れない。

だけど査定額って大体口頭で伝えられる。経験したことがある人は分かるだろう。

一括査定の場合は特に業者間で競り合っている中、査定見積書が提示される「前段階で」金額が伝えられる。

なので、買取見積書をもらったら還付についての項目があるかどうか、無ければ「還付金はどうなってますか?」と必ず聞くようにしよう。

これ、かなり重要ポイントだ。

この記事の内容がやや難解かもしれないので、分かりづらい場合は上記赤文字のことだけは売却前に必ず業者に伝えてみよう。

実際著者の場合でも、オートバックスさんとカーチスさんの両業者が査定額を競わなければ生まれてこなかった(感覚に陥る)金額23,100円をゲットできたわけだ。

競わなかったらこの23,100円は帰ってきていなかった可能性が高い。

でも、人によっては「数千円、数万円くらいねえ」と感じる方もいるかも知れない。

そういう方は全然それでいい。

ただ、どうせ売れるなら少しでも高いほうがいいに決まってると著者は考えているため、今後は確実に還付について聞こうと思っている。

もちろん、自分で廃車にする場合はしっかり還付されるはずなので大丈夫だが、念の為解体業者にもしっかり確認を取ることだけは行ってみてほしい。

長くなったのでまとめると下記の一言。
車を買い取ってくれる業者には「自動車税の還付は車両代とは別に私が受け取れますか?」としっかり聞いてください。この記事はもうこれが伝えたいだけ。

さいごに:自動車税を滞納した状態で売却できるか?

結論から言うと売れません。

なぜなら名義変更するためには自動車納税証明書が必要になるためだ。

つまり納税してなければ名義変更できないため売却できないので、一括査定などで業者さんに来てもらっても迷惑をかけるだけだ。

もし両者の確認不足で買い取ってもらったとしても、後日査定額から差し引かれる。

しっかり払っておこう。払わないと脱税になってしまうぞ。

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