車買取でトラブルになるのは大体この3つ!問題を避けるための注意点と対策

更新日:2018年05月07日
買取業者との話が違うことに焦る売り手のイラスト
著者も数回車を売却してきた中で、今のところトラブルは起きていないのですが、サイトを運営するに当たって取材をしたり、調べ物をしたりする中でさまざまなトラブルが起きていることを知りました。

ただトラブルと言っても高い頻度で起きることでもないため、どちらかと言えば事前に知っておくことで避けられるトラブルは回避しておこう、という趣旨がピッタリ来ると考えます。

そうは言っても、特に初めての方や心配性な方にとっては事前に解消しておきたいもの。

特に起こりやすい目立つトラブル3つとその対策、予防策について、著者の体験も踏まえてまとめておきます。



    1)しつこい勧誘や電話でのトラブル

    電話営業にうんざりする売り手のイラスト


    売却前のやり取りが一番目立ったトラブルと言えます。トラブルと言うよりは印象や心象と言い換えたほうが良いでしょう。

    特に一括査定を使う場合、一気に多数の業者(と言っても平均3〜5社)へ売却したいというユーザー情報が届くことになります。

    一括査定を使ったことがある方ならもう経験済みだと思いますが、申込みをして5分以内には一気に、そして立て続けに電話が鳴ります、そして鳴り止みません。

    1件終わったと思ったら次、そして次とかかってきます。電話をしている間も着信履歴が残っている状態。業者は1件の売却情報に対してコストを掛けているため結構必死です。

    平均は3〜5件ですが、人気車や高く売れると判断された車は10件近く掛かってくる場合もありますので、受ける側としては結構疲弊しますね。

    著者も前回の売却では合計6社から電話がかかってきました。12年落ち12万キロの一般的にはオンボロ車と言われてもおかしくない状態の車でもです。

    電話連絡に対する捉え方と対策



    確かに見知らぬ業者から立て続けに電話がかかってきたら、ウザい!と思うのが普通の心理と言えるでしょう。

    でも裏を返すとそれだけ売りに出された貴方の車を買いたい!という業者が沢山いるということ。これは高値で売りやすくなる大きなチャンスなのも事実です。

    電話に出ることだけは面倒でも確実に受けておくべき。業者数が多ければ多いほど高値売却ができやすくなるためです。ここは我慢の一手。

    その上で、一気に業者を呼び出すのがおすすめ。同日同時刻に呼び出すことで、日や時間をまたいで対応し続けなければいけない手間を一度で済ませてしまえる効果を得られます。

    さらには、目の前で同業他社が査定を行う状況下では「絶対に車を持って帰ってこい!」と言われている営業マンたちは引くに引けなくなります。

    つまり値段が吊り上がる最大の好機到来の場と変貌するわけです。やってみれば分かりますが、著者としてもこの方法は最大限におすすめできる方法と断言しておきます。

    コレについてはかなり重要ポイントになるため、別の記事で詳しくまとめていますのでご参考までに。

    売却前に必読
    同日同時刻に一気に業者さんたちを呼び寄せるメリットとデメリットについて体験を元に解説しています。

    車査定で高く売るコツ!営業マンには同日同時刻に複数来てもらうのが超重要!



    もし何回もしつこく連絡してきた場合は?

    連絡が来る方法はメールと電話ですが、メールの場合はそのままスルーしておけばOK。

    一度連絡を受けてしまえばさらにその後連絡が来たりすることは無いし、著者は経験がありません。

    ただ考えられるパターンとしては、最初に沢山掛かってくる電話にウンザリして途中で電話を受けなかった場合でしょう。これは結構しつこく掛かってくる可能性が高いかも知れません。

    この場合に一番有効なのは、さっさと電話に出て一言、「もう売却を決めたので。」これで終わりになるはずです。

    もう売ってしまったユーザーに対して業者も用はありませんので、ウザすぎるのは超理解できますが、ささっと対応していち早くウザさから解放されておきましょう。そのほうが精神的にもすぐ楽になれます。


    2)売買契約自体をキャンセルしたいが断られた

    キャンセルを申し出て断られる売り手のイラスト
    売ろうと思って査定に出したあと、契約書にもサインしたあとでやっぱり売却を辞めたくなった、キャンセルしたい、という状況もよくあるトラブルのパターン。

    契約後に友人が買い取ることになった、親に引き止められた、やっぱり売りたくなくなったなど、ほぼ売主側の自己都合によるケースが大半。

    査定だけ済ませた後に金額を見てやはり売るのは辞めよう、というのは全然問題ないし、一括査定に出して沢山の業者が来たとしても売らずに帰ってもらうことは全然問題ありません。

    これが、一旦売る決意をして契約書にサインをした後だと非常にややこしくなります。例え「口頭での約束でも」です。

    契約の成立方法に制限はありませんので,口頭でも契約は成立します。録音は,契約成立のひとつの証拠になります。

    出典:弁護士ドットコム


    書面だろうが口頭だろうが、一旦取り交わした売買契約は基本的に成立してしまいます。

    自動車の売却でクーリングオフという制度も基本的には無いので同様です(財産移転を伴うため)。

    ただし、売却する契約書に「車輌引取り期日までの間に限り、買主に書類で通知してこの契約を解約(キャンセル)することができます。」などと記載があれば別です。

    この記載があればいかなる理由であろうと引き取り前までなら契約を解除できるため、どんなに止められようがキャンセルしましょう。

    問題はその記載がない場合(記載がないパターンも結構多いようです)。

    この場合は基本キャンセルはできない、またはキャンセルするためには一定の解除料が必要になる場合もあります。

    業者側も、売却を前提で動いているため、そのための必要経費を掛けています。例えば、

    • 出張査定のための人件費
    • 名義変更費用
    • オークション出品費
    • 車両保管費
    • 車内クリーニング費
    • 陸送費
    などなど。

    さらにもう売り手が決まってしまっている場合は業者側も信用問題に関わるため、この場合はかなり難しいと言って良いでしょう。

    買い取り契約後のキャンセルについての口コミ

    業界の者です。
    基本的には契約書通りですが一般的には違約金は発生します。

    中古車の業界は買取も販売も基本契約書を買いた時点でキャンセル料金が発生します。これは法律で認められています。

    出典:Yahoo!知恵袋


    業界の者です。
    普通はキャンセル料金を払えばキャンセルできますが結構払うようですよ!

    そのまま売った方が良いと思いますがどうしても納得がいかないならキャンセル料金を払った方が良いです。普通は契約書に書いてあります。

    出典:Yahoo!知恵袋



    売る前にいつまでキャンセル可能なのかを確認しておこう

    基本的に自己都合によるのがキャンセルの理由なので、どうしても売り手側に負担が生じるのは致し方ありません。

    売るときもまさかキャンセルすることになるとは思ってもいなかった場合もあるでしょう。

    もし迷っている状態であれば、査定だけに留めて契約自体は行わないことが前提ですが、売却前にこの文章を呼んでいる場合は、仮にキャンセルする気が一切なかったとしても「いつまでならキャンセル可能か?」を確認しておくことをおすすめします。

    不測の事態は思っても見なかった事態で引き起こされるものですので。


    3)買い取り後に減額請求をされた

    未申告の不具合が見つかった時のイラスト
    減額請求をされたケースもよくあるパターンの一つで、トラブルの度合いとしては大きいとも言えます。

    これは一概にどっちがどっちというのも難しく、ケースによって大きく異なるため明確な定義付けは出来かねますが、基本知識として売却前にしっかりと確認しておきたい事項があります。

    1. 事故があったこと、故障がある、調子が悪い部分があることなどを売却時にしっかりと申告しているか
    2. 売買契約書の裏面約款に瑕疵担保(かしたんぽ)責任条項と契約解除及び損害賠償条項があるか※

    ※瑕疵担保責任とは分かりやすく言うと、売買契約後でも査定時には発見が困難な欠陥が発覚した場合の責任は売り主にある、ということです


    この2点が非常に重要と言えます。


    トラブル回避のためにも事前申告は確実にしておこう

    売る側としては少しでも高く査定してもらいために、不具合など知っていても査定士に伝えないケースが十分考えられます。

    しかも相手はプロの査定士、「そんな故障や不具合くらい見つけられて当然でしょ?」と思いがち。

    けれども査定士も100%完璧ではなく、ましてやその車に乗って査定することもしないため、あとで不具合を発見する可能性も十分に考えられます。


    (実はよくあるトラブルでもあるため、業界最大手のガリバーは「クレームガード保険」なるものを用意しており、加入の有無は売り主に委ねられますが、入っておけば瑕疵担保責任に問われることはない、という流れになっています。)


    後々不具合が見つかったり、事故車認定されたりして減額されるとやり取りも含めて非常に面倒だし、精神的にも負担があるため確実に申告しておくことをおすすめします。


    売買契約を結ぶ前に瑕疵担保責任について聞いておく

    瑕疵担保責任は契約書に書いてあるとは言え、大概小さな文字で分かりづらくなっている可能性が高いです。

    なので、契約書を結ぶ前に「もしあとで不具合が見つかった場合はどうなりますか?」と聞き、契約書のどこに書いてあるのかを教えてもらっておきましょう。

    逆に、「後日瑕疵が見つかった場合もでも返金請求はしない」という業者もあるようです。これはこれで売り手には良い話ですが、この場合も契約書のどこに書いてあるのかしっかり聞いておきましょうね。

    もし契約書にそれら条項が記載されていない業者だった場合は、実際に瑕疵担保責任はどうなるのか聞いた上で、契約書にサインする前に書面をしっかり求めておくべきかと。


    個人売買の際には特に要注意

    ヤフオクも含めて個人間で売買する際には契約書自体を撒かないケースが挙げられますが、コレこそトラブルの元。

    特にこの瑕疵担保責任については確実に双方で問題が起きやすくなるため、見よう見まねでも良いので契約書だけはしっかり交わしておいてください。

    契約書の雛形もネットで「自動車売買 契約書」と検索すればいくらでも出てきます。

    一例として法律事務所が提供してくれている契約書の雛形を記載しておきますのでご参考までに。

    ■弁護士法人 阿部・楢原法律事務所
    http://abe-narahara.com/service/komonkeiyaku/agreement/965/


    JADRI加盟店なら再査定は禁止されている!

    JADORI(日本自動車流通研究所)に加盟している業者は、余程の重大な欠陥でも出ない限り基本的には再査定はもちろん減額されることもありません。

    これはかなり安心感が高いと言えるため、トラブルを事前に避けておきたい場合はJADORI加盟店に査定を依頼するのも良策と言えます。

    ちなみに株式会社エイチームが運営する「かんたん車査定ガイド」を使えば、全業者JADORIに加盟しているため超安心。

    一括査定でトラブりたくない場合はここを使うと良いでしょう。

    かんたん車査定ガイド公式HP



    その他注意すべき事項

    名義変更について
    名義変更は、いつの時点で誰がどこに変更してくれるのか?をしっかり確認しておきましょう。

    大手業者なら滞りなく手続きがされるケースが大半ですが、中小零細企業の場合は特に事前確認が必須。

    あなたの名前や住所、生年月日はもちろん、実印や印鑑証明、車検証、住民票など重要情報が詰まった書類を渡すわけですから、名義変更がされるまではどんなトラブルに巻き込まれるかも分かりません。

    できれば契約書に「名義変更が完了してから転売します」と一筆書いてもらっておきましょう。

    振込日について
    こちらも大手ならほぼ問題ありませんが、実際著者もどことはいいませんが大手に売ったにも関わらず若干振込日が遅れた経験をしたことがあります。

    こちらも契約書に一筆書いてもらっておきましょう。

    さすがに代金未払いという話は聞きませんが、それでも万が一のことを考え、契約書はしっかり保管しておくべきです。

    離婚による財産分与
    婚姻期間中にローンを払っていた車の場合は、その支払っていた期間によって売却したウチの何割かは財産分与に該当する可能性があります。


    売却前にもっと詳しく問題点がないかどうか知っておきたい場合は、下記サイトにトラブル事例と弁護士からのアドバイスが網羅されているので参考にしてみてください。

    弁護士ドットコム



    トラブルで困り果てた際に相談できる場所

    トラブルに巻き込まれて最終的に自分ではどうしようも対応できなくなった場合、弁護士への相談という手段もありますが、金銭が発生するためまずは下記へ相談してみるのがおすすめです。

    車売却消費者相談室(JPUC)
    http://www.jpuc.or.jp/trouble/

    国民生活センター
    http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/chukojidosha.html


    ※追伸:即日現金買取業者はできるだけ避けたほうが無難

    どうしても直ぐに現金が欲しいという事情から、即金で現金支払いしてくれる買取業者を探している場合があるかも知れません。

    個人的にはあまり、というか辞めておいたほうが無難と言わざるを得ません。

    おすすめしない最大の理由は2つ。

    1. 安く買い叩かれる可能性大
    2. 履歴(通帳)が残らないためトラブル回避がさらにできづらくなる

    大手含め、ほとんどの買取業者は査定後に後日入金となっています。即日で現金手渡しにはそれなりの理由があるのです。。
    即日現金手渡し業者のデメリット
    今日お金がその場でもらえるならもちろん魅力的なのですが、業者側はもちろん、売り手側にもリスクは存在ます。

    それでもどうしても!という場合止めはしませんが、デメリットなど詳しくまとめていますので下記もぜひ参考までに。

    車買取で即日現金払いしてくれる業者一覧とデメリットや注意点


    ※追々伸:これから売却する方へ

    著者も先日一括査定を使って売却をしたのですが、もしこれから車を売ろうと考えている場合、どのように査定交渉を行ったのかを記事にしていますので下記もぜひ参考に。
    査定時の交渉方法
    「業者とはすぐ契約せずじっくりと」といったアドバイスをする方もいますが、できれば長引かせたくないし、一発で高額査定をゲットしたい!という場合に役立つと思います。

    車下取り査定の価格交渉方法!下取り金額を上げるのは難しくない